関東地方の「電気ゆかりの地」の調査について
関東地方には、3月25日の電気記念日の由来となった日本で初めて電気が点灯した東京・虎ノ門の「工部大学校の講堂」や一般の人が見た初めての電気のひかりである「東京銀座通電気灯」など電気の発祥・普及の原点となった数々の電気ゆかりの地があります。  関東支部では、こうした電気の発祥・普及の地を今はどうなっているのかを、現代やその地域の皆さんにその当時の役割を含めて紹介することに取り組んでまいりました。  電気が初めて灯った明治初期から、普及・発展が目覚ましい明治後期までを主な対象として、平成20年から平成24年にかけて調査し、このほど32地点のリーフレットが出来上がりました。  電気が初めて灯った130年以上前の多くの先達たちの大変なご努力とご苦労の歴史、そのころの庶民の暮らし、日本の近代化への歩みを偲んでいただければ幸いです。
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関東支部事務局(Mail)
【リーフレット化されたもの】
関東地方の「電気ゆかりの地を訪ねて」 目次
関東地方の「電気ゆかりの地を訪ねて」 年表
関東地方の「電気ゆかりの地を訪ねて」 案内図
Vol.1 日本で初めて電気の光が灯ったところ「工部大学校の講堂」
Vol.2 一般の人が見た初めての電気のひかり「東京銀座通電気燈」
Vol.3 日本初の電動エレベーター「浅草凌雲閣」
Vol.4 日本初の電気事業会社開業の地「霊厳島富島町」
Vol.5 電気事業開業時の5箇所の発電所「電燈局」 
Vol.6 日本初の配電線による電灯供給「第2電燈局」
Vol.7 銀座の電灯供給の始まり「第3電燈局」
Vol.8 初めての営業用白熱灯点灯の「鹿鳴館」
Vol.9 わが国初の電信機工場「田中工場」
Vol.10 初めての白熱電球製造「白熱舎」
Vol.11 わが国初の電気機器製造会社「三吉工場」
Vol.12 わが国初の通信機器メーカー「明工舎」
Vol.13 電線製造黎明期の専門メーカー「山田電線製造所」
Vol.14 わが国の電線製造黎明期のメーカー「藤倉電線所」
Vol.15 小形三相誘導電動機の標準化「明電舎」
Vol.16 神奈川県初の配電線による電灯供給「常磐町火力発電所」
Vol.17 栃木県初の配電線による電灯供給「日光発電所」
Vol.18 群馬県初の配電線による電灯供給「植野発電所」
Vol.19 静岡県初の配電線による電灯供給「熱海発電所」
Vol.20 山梨県初の配電線による電灯供給「芦川発電所」
Vol.21 埼玉県初の配電線による電灯供給「川越火力発電所」
Vol.22 千葉県初の配電線による電灯供給「千葉発電所」
Vol.23 茨城県初の配電線による電灯供給「上市発電所」
Vol.24 内国勧業博覧会での「日本初の電車運転
Vol.25 関東初の営業電車運転「大師電気鉄道
Vol.26 日本初の本格的な水力発電「間藤電気原動所
Vol.27 日本初の国産機器による電灯供給「湯本湯端発電所」
Vol.28 集中発電所からの一括送電「浅草発電所」
Vol.29 日本初の蒸気タービン発電所「千住発電所」
Vol.30 大規模水力開発と長距離高圧送電「駒橋発電所~早稲田変電所」
Vol.31 東京大正博覧会での「日本初のエスカレーター運転」
Vol.32 東京・有楽町一丁目「日本電気協会関東支部の地」